精密機器の運送業

仕事

特殊運送業

運送業にも色々とありますが、特殊な機器の運送業は荷物をただただ運ぶだけではない運送業があります。どんな特殊な機器かと言うと半導体を作る機会や液晶パネルを作る機会その機会が馬鹿でかいいんです。例えれば大豪邸ぐらいです。地上3階建ての大豪邸ぐらいの機会なんです。その機会を運びます。

どうやって運ぶか?

この大豪邸ぐらいの機会をどうやって運ぶかですが、簡単に言うと20分割ぐらいに作って細かく運んで購入会社の工場で組み立てます。まずは出来上がった分割した機会を個別で梱包します。

精密機器の梱包

この個別の機会をまず梱包します。まずは防塵服に着替えます。防塵服は全身真っ白のホコリや髪の毛やごみが商品に付かないようにする服です。この服が結構熱いんです。室内は常に24度なんですけど、梱包作業をしてると汗かきます。温度と湿度に非常に弱いのでビッチリ梱包します。まずは機器の角をスポンジなので角を守ります。湿度に弱いのでシリカゲルと言う除湿剤ど危機に貼り付けます。その後大きなビニールで全体を囲みテープで張っていきます。デカいし重いしなのでビニールで全体を覆いかぶせるときに機器を持ち上げて覆わないといけませんその機器を持ち上げる時はエアーパットを機器の下にセットして持ち上げます。機器を移動する時もこのエアーパットを使います。この作業も結構大変でした。なぜか会社の人は常にピリピリしてるので緊張感もって作業が必要でした。ビニールで全体を覆いテープで完全に中に空気が入らないようにして完成です。この作業を20個ぐらいします。

機器の出荷

梱包が終わった機器を工場から出してコンテナトラックに積み込みます。エアーパットに乗せて機器を人力で押して工場から出してコンテナに積み込みます。出した機器をホークリフトで持ち上げてコンテナに入れるんですけど大変です。コンテナに機器を入れた後、ラッシングと言う固定する道具とレバブロという道具で固定します。固定の方法は決まっていて覚えてないと怒られます。積み込み作業は夏場は汗だくです。肉体労働です。運送中の湿度を保つ為に除湿器も詰め込みます。この時に専用の湿度計温度計、あとは揺れがどのくらいあるか感知する機器を貼り付けます。この機器の貼ると所も決まっていて、間違えると怒られます。コンテナには冷蔵用の温度を保つための機械がコンテナに付いています。

これです。このコンテナに機器を積み込んで温度と湿度を安定させます。

機器の運送

積み込んだ後は、運送します。自分の働いていた会社では、関東の工場で作った機器を九州に運びます。九州の港から中国や台湾に船で運ぶ、この船に乗せるまでが自分たちの仕事でした。まずは関東から九州に運びます。このコンテナの移動中の温度と湿度を管理します。ドライバーはなるべく振れが無いように慎重に運転してお台場まで運びます。お台場に付いたら船に積み込みます。この船に積み込む作業も汗だくです。夏場は本当に汗だくで水を5リッターぐらい飲みます。船の中にコンテナトラックが入ってきて、スプレッターと言う重機でコンテナをトラックから降ろします。

船での運送

船に積み込んだ機器を温度、湿度を管理します。

船積み作業

スプレッターでコンテナに積み込んだコンテナの電源を取るためにコンテナに付いているケーブルを船の電源に接続します。ドンドンコンテナが来るのでバンバンコンテナのケーブルを電源に付けて行かないといけません。コンテナからケーブルを引っ張り出してコンテナの隙間をくぐって電源をつなぎます。船の中は熱くスプレッターとコンテナトラックの熱気で40度以上の体感です。コンテは20本ぐらい船に積み込んですべての電源ケーブルをつないで船積み完了です。ここから九州に着くまで温度と湿度を管理していきます。

船上での温度、湿度管理

積み込み作業が終わったら少し休憩できます。ただ、このコンテナと一緒に九州まで行きます。温度、湿度の管理は24時間、3時間ごとにチェックしていきます。船に乗り込む人数は2人です。二人で3時間ごとにコンテナまで見に行って、目視と湿度計で計測して、書類に書き込んでいきます。船内では自分の温度管理の時間まではゆっくりできます。個別の小さな部屋もあって快適です。時間が不規則なので不規則な時間が苦手な人には辛いかもわかりません。食事も専属の人が作ってくれるので問題なしです。船酔いには注意です、荒れてるとかなり揺れることがあるので慣れるまで酔い止め薬は必要です。48時間かけて北九州に付きます。九州の港に着いたら今度は船卸しです。

九州での船卸し

港に着くとすぐにコンテナを船から降ろします。スプレッターでコンテナトラックに載せて降ろしますこの作業も船の電源からトラックの電源に切り替えるので大変です。どんどんスプレッターでトラックに載せていくので電源交換はバタバタで、ケーブルを巻いてコンテナに巻き付けないとダメで、汗だくになります。コンテナを降ろし終わるとこの日の仕事は終わりです。九州のコンテナ倉庫の電源に切り替えて今度は中国行きの船積みまでコンテナの3時間ごとの温度、湿度の計測をして書類に書き込む作業をして過ごします。

中国への船積み

東京から運んで来たコンテナを今度は中国行きの船に乗せます。この作業も本当に辛いです。スプレッターでどんどん積み込んで行き、コンテナのケーブルを船の電源に切り替えていきます。ここでもバンバンコンテナが来るのでケーブルを伸ばして電源切り替えを走り回ってやります。中国行きの船には100個ぐらいのコンテナを乗せます。朝から作業して夕方までほぼ休みなくやります。港に船を止めておく時間が決まっているのでその時間内で積み込みを終わらせないとダメなんです。なので休みなしで水を5リットルぐらい飲みながら作業します。夏場は3キロぐらい痩せます。100個のコンテナを乗せ終えると作業終了です。後は、船の船員が温度を管理して中国まで運んでいきます。日本での作業はこれで終了です。

まとめ

精密機械の運送会社での仕事は楽な日と辛い日の差が大きいです。何もしないですごく日もあれば汗だくで、3キロやせる時もあります、かなり珍しい仕事なので興味がある人はやってみてください。船に乗って九州まで行ったり楽しいです。ちなみに帰りは東京まで飛行機で帰って来れます。マイルもかなりたまるので、給料プラス、マイルもたまるのでお得な気もしました。

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