自己破産への道⑥
破産の準備が整って裁判所に行って裁判官が破産の判断をします。債権者はこの時に傍聴することが出来ます。実際には金額が小さい場合は傍聴に来る人はいないらしいです。相当恨まれていたら傍聴しに来る人もいるらしいですが、自分の場合は来ませんでした。
目黒の裁判所に行くと想像以上の人でビックリしました。裁判所の入口で弁護士と待ち合わせて時間が来るのを待ちます。最初に依頼した弁護士とは、なんと裁判当日初めて会いました。初めまして、弁護士の人は自分よりだいぶ若くて大阪からわざわざ来てくれました。最初に、冷静な判断が出来ない状態で弁護士を決めてしまったので、大阪の弁護士になってしまいました。実際に全国どこの弁護士でも破産手続きは出来るらしいです。
時間になると裁判所の中に入ります。中は日曜日の原宿竹下通りのような破産者でごっちゃかえしてました。コロナ最中なので余計に破産者が多いらしい。大きなホールでテーブルが50個ぐらいあってそこに裁判官が一人一人いて順番に名前と会社名が呼ばれる。呼ばれたテーブルに弁護士と向かいます。弁護士の横に破産管財人が座り向かいに自分と自分の弁護士が座ります。そこで破産管財人が色々と資料を裁判官に見せて、この人は自己破産に値すると判断させて、自分は2度と破産しませんと反省の弁を述べて、裁判から破産認定を受けました。
破産認定を受けると今まで管財人の所に届いていた郵便物が自宅に届くようになります。これで、自己破産完了です。もう2度と同じ過ちは犯さないと誓い、これから生きて行こうと思ってます。
破産後、努めていた精密機器の運送会社が倒産します。
- お金の事で悩んで心を病むと冷静な判断が出来なくなります。一人で悩まないですぐに相談してください。
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